米最高裁、トランプ氏の上告退ける 性的暴行賠償8億円確定
米最高裁、トランプ氏の上告退ける 賠償8億円確定

最高裁が上告を却下、賠償確定へ

米連邦最高裁判所は2025年6月29日、ドナルド・トランプ米大統領が元コラムニストのE・ジーン・キャロルさんに性的暴行を加え、名誉を毀損したとして500万ドル(約8億1000万円)の支払いを命じた下級審の判断について、破棄を求めたトランプ氏側の申し立てを退けた。最高裁は却下の理由を示していない。

事件の経緯と判決内容

2023年の一審では、1996年にニューヨークのデパートでキャロルさんに対して行われた「性的暴行」について、トランプ氏に賠償責任があると判断された。トランプ氏は性的暴行に対する損害賠償として200万ドル(約3億2500万円)、また2022年の名誉毀損発言に対して300万ドル(約4億9000万円)の支払いを命じられていた。この判決は2024年12月の控訴審でも支持され、今回の最高裁の判断で賠償が確定した。

トランプ氏の反応

トランプ氏は最高裁の決定に対し、SNSへの投稿で猛反発。「驚いたことに、最高裁は、会ったこともない女が私に対して起こした『でっち上げの裁判』の検証を拒否した」「このばかげた名誉毀損の主張を含め、私を標的にした司法の兵器化や『法廷闘争』に対し、全力を尽くして戦い続ける」と述べた。

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キャロルさんの主張

キャロルさんは2019年に出版した著書の中で、23年前に試着室で性的暴行を受けたことを明らかにした。これに対しトランプ氏は、キャロルさんを「まともじゃない」と非難し、名誉毀損の訴訟に発展した。

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