認知症で判断能力が低下した高齢女性にリフォーム工事契約を結ばせ、現金約137万円をだまし取ったとして、大阪府警は9日、いずれもアルバイトの男2人を準詐欺容疑などで逮捕した。逮捕されたのは、大阪市淀川区の男(81)と、同市東淀川区の男(56)。
今年1~2月に八尾市で被害か
大阪府警本部の発表によると、男らは今年1~2月、大阪府八尾市の認知症の女性(90)に対し、庭や屋根裏のリフォーム工事契約を結ばせ、代金として計約137万円を詐取した疑い。2人はいずれも容疑を認めている。
地域包括支援センターの支援員が2月、女性宅に出入りする男らを不審に思い、通報した。2人は相場より数倍高い値段で屋根裏工事などを行っていたという。
準詐欺罪とは
準詐欺罪は、判断能力が十分ではない認知症の高齢者や知的障害者らから、財産を不当に得た場合に適用される。
消費者庁によると、認知症などで判断能力が低下した高齢者からの消費者トラブルの相談件数は、2025年に1万20件となり、5年連続で増加。形態別では「訪問販売」が32.1%と最も多かった。
消費者庁の呼びかけ
消費者庁は「家族や福祉事業者、地域での見守りが大切だ。異変があれば消費生活センターや警察に早めに相談してほしい」としている。



