兵庫県姫路市のマンション地下駐車場で今年1月、住人の男性会社員(当時33歳)が刺殺された事件で、兵庫県警は20日、男性の当時の上司で建設業の田中康伸容疑者(43)(姫路市飾磨区)ら2人を殺人容疑で逮捕したと発表した。実行役とみられる男は既に1~2月に同容疑で逮捕、起訴されている。県警は、田中容疑者が殺害を依頼したとみて、詳しい経緯を調べている。
逮捕された2人の容疑者
他に逮捕されたのは、建設業の三木真輔容疑者(44)(同市大津区)。県警は、別の30歳代の男性も事件に関与した疑いがあるとみて捜査していたが、19日朝、京都府京丹後市内の道路脇で死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。県警は、既にこの男性に接触していたという。
発表によると、田中、三木両容疑者は、解体業の小出慶二被告(49)(殺人罪で起訴)と30歳代の男性の計4人で共謀。1月20日、姫路市岩端町のマンション地下駐車場で、住人の木田大助さんの腰を包丁で刺し、殺害した疑い。県警は田中、三木両容疑者の認否を明らかにしていない。
事件の構図と依頼の流れ
県警によると、4人はいずれも木田さんと面識があったという。田中容疑者は事件当時、ビルメンテナンス会社の社長で、木田さんはその社員だった。小出被告の供述や押収品の捜査などから、県警は、田中容疑者が殺害を企て、三木容疑者、30歳代の男性、小出被告と順番に依頼が伝わり、小出被告が実行したとみている。
小出被告は逮捕後の県警の調べに「(木田さんと)トラブルがあり、個人的に襲った」「(30歳代の男性から)殺害の依頼も受けた」と供述していた。県警は、両方が小出被告の動機だったとみている。



