大正・昭和期にブームを起こした「新版画」の魅力に迫る展覧会「THE新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」(読売新聞社など主催)が12日、北九州市戸畑区の市立美術館で始まり、初日から多くの来場者でにぎわった。11月8日まで。
新版画とは
新版画は版元として活躍した渡邊庄三郎が提唱。浮世絵の技法を受け継ぎながら絵師に水彩画家らを起用し、人気となった。紙の強度が向上して20~40回着色できるようになり、当時の浮世絵より多彩な色遣いや立体感を感じることができる。
展示内容と見どころ
展覧会は、渡邊が関わった作品などから最初期に刷られた「初摺」を中心に展示。版木の凹凸で毛並みを表した「白猫」、同じ版木でも刷り方を変えて別風景に見せる川瀬巴水の「旅みやげ第三集 出雲松江」といった約180点が並ぶ。
福岡市博多区から訪れた来場者(66)は「筆で描いているような繊細な色遣いと迫力にビックリした」と話していた。
開催情報
一般1500円、高校・大学生1100円、小中学生900円。問い合わせは同館(093・882・7777)へ。



