ドナルド・トランプ米大統領は13日、英国で男性がトラに襲われる衝撃的な動画を自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、SNS上で批判を浴びた。
動画の拡散と批判
英国の野生動物公園で10日に男性が襲われた様子を捉えた41秒間の動画はその後、ホワイトハウスのX(旧ツイッター)アカウント「ラピッド・レスポンス47」でも共有された。
普段からSNSに挑発的な内容を投稿しているトランプ氏は、この動画に「自然をなめるな!」とのコメントを添えた。その後、チープな音色のシンセサイザー音楽に合わせ、人々が大型ネコ科動物に襲われる様子を描いた、人工知能(AI)で生成されたとみられる動画も投稿した。
ユーザーの反応
230万人のフォロワーを持つ「ラピッド・レスポンス47」のXアカウントでは、ユーザーからトランプ氏の判断を疑問視する声が上がり、あるユーザーは投稿を「病的だ」と批判した。
別のユーザーは「私は熱心な支持者だが、この投稿は好きになれない。好みは人それぞれだが」と書き込んだ。
事件の概要
警察によると、英BBCがウィリアム・チャップマンさんと特定した動画の男性は10日、トラに襲われ死亡したという。
英警察は、北部ドンカスター近郊のヨークシャー野生動物公園で、男性がトラの飼育エリアに侵入したとの通報を受けて出動した。警察は声明で「その後、男性はトラに襲われ、重傷を負った」と説明した。
さらに「救急隊が現場に駆け付けたが、医療従事者による懸命な救命措置にもかかわらず、残念ながら男性はその場で死亡が確認された」と述べた。
ヨークシャー救急サービスによると、現場には救急車2台と救急ヘリコプター1機が派遣された。
公園の概要
同公園の「ランド・オブ・ザ・タイガーズ」と呼ばれるエリアには、全長300メートルの高架式遊歩道が設けられている。来園者は遊歩道から、森林や草地、滝のある池を備えた飼育エリアで暮らすアムールトラを観察できる。
絶滅の危機にひんしているアムールトラは、野生では約500頭しか生息していないと推定されている。