富山市職員が2025年の国勢調査の人口を水増ししたとして総務省に刑事告発された事件で、県警が3日に統計法違反の疑いで同市役所を捜索したことを受け、市議からは4日、市自らの検証や、市職員の精神的負担の軽減を求める声が上がった。
市議から検証求める声
市職員が氏名不詳のまま総務省に刑事告発された9月29日、藤井裕久市長は議員協議会に告発を受けたことを報告したが、水増しの経緯や原因などについては説明しなかった。
3日の捜索を受けて、谷口寿一市議(気魄)は「部下が指示なしで勝手に不正を行ったとは思えない。昔からあったのではないかと想像してしまう。市がしっかりと検証してほしい」と注文をつけた。
職員のケア求める声も
村石篤市議(立憲民主党)は捜査される市職員らが感じる重圧について憂慮し、「職員の精神的なケアをしてほしいが、職員には真実を話していただきたい」と求めた。
舎川智也市議(市議会自民党)は「議会側に入ってくる情報は全くない。議会としては今は捜査を見守るしかないが、段階を見て市の調査も求めたい」とした。
藤井市長は、水増しについて「組織でやっていたと報告を受けている」と話している。
横野昭市議(同)は、「みんなで渡れば怖くないというグループとしての意識が働いたのではないか」と推測した。
藤井市長は4日、市秘書課を通じて「県警の捜索を受けたばかりで、コメントできることがない」とした。