東京都内で空き家を狙った侵入盗の被害が増加している。警視庁によると、2025年の認知件数は251件で、2021年から約5倍に増えた。
容疑者逮捕と事件の概要
警視庁は9月30日、いずれもベトナム国籍で住居不詳、解体工の27歳の男と24歳の男を窃盗未遂などの容疑で逮捕した。27歳の男は「やっていません」と否認し、24歳の男は容疑を認めているという。
捜査3課によると、逮捕容疑は7月6日午後5時ごろ、東京都文京区内の空き家に窃盗目的で侵入したというもの。2人は、隣接する住宅の解体工事に訪れており、住宅の2階部分から、空き家の2階部分に侵入したという。
増加する空き家侵入盗の実態
警視庁によると、都内の侵入盗全体の認知件数は2021年の2254件から2025年は2698件と約2割増えた。一方、空き家を狙ったものは同じ期間に50件から251件と約5倍になり、侵入盗全体を大きく上回るペースで増えている。
総務省によると、都内の空き家数も2018年からの5年間で約9万戸増えている。
対策の呼びかけ
ある捜査幹部は「空き家には貴重品を保管せず、(空き家と悟られないように)庭を定期的に手入れをしてほしい」と対策を呼びかけている。