東武鉄道4人死亡事故、除草開始から3本が問題なく通過…子会社を捜索
東武鉄道4人死亡事故、除草開始から3本が通過…子会社捜索

栃木県鹿沼市の東武日光線新鹿沼駅構内で、除草中の作業員4人が特急列車に接触して死亡した事故で、作業開始から事故までの間に上下線3本が問題なく現場を通過していたことが、東武鉄道への取材でわかった。

県警は23日、作業の元請け会社「東武建設」の本社ビルと営業所2か所を業務上過失致死容疑で捜索し、安全管理の体制に問題がなかったか調べている。

事故の経緯と列車の通過状況

事故は20日午前10時45分頃に発生。線路上にいた男性作業員4人が特急列車と接触し、死亡した。東武鉄道によると作業は同10時頃に始まった。事故前の同16分と26分に下り線、同23分に上り線の列車が同駅を通過したが、作業員の退避が遅れるなど、トラブルはなかったという。

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今回の事故では現場の手前約315メートル地点にいた「中継見張り員」と約80メートル地点にいた「列車見張り員」の間で意思疎通ができない状態だったことが明らかになっており、何らかの原因で列車の接近が作業員に伝わらなかったとみられる。

東武建設の捜索と押収物

東武建設は東武鉄道の子会社。県警による捜索は、23日午前9時頃から約3時間半行われ、作業の契約書類や安全教育に関する資料など約30点が押収された。事故当時、現場周辺にいた見張り役や作業員ら計10人のうち、統括役の作業指揮者と死亡した作業員1人が東武建設から派遣されていた。

子会社が捜索を受けたことについて、東武鉄道は「厳粛に受け止めている。引き続き捜査に協力していく」とコメントした。

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