インドネシアの裁判所は、バリ島で休暇中にバリ・ヒンズー教の祝日を侮辱したスイス人の男性に対し、拘禁1年の有罪判決を言い渡した。
SNS投稿がITE法違反と認定
バリ州の州都デンパサールの裁判所の広報によると、ルジアン・アンドリン・ツグラッゲン被告は20日、SNS上での発言で特定の民族・宗教・人種・社会的グループに対する差別や憎悪をあおったとして、情報電子商法(ITE法)違反の罪で有罪判決を受けた。
被告は今年3月、インスタグラムへの投稿で、バリ・ヒンズー教の暦に基づく元日「ニュピ(静寂の日)」を汚い言葉を使って侮辱。警察に通報され、逮捕された。
ニュピの慣行と判決理由
大多数がバリ・ヒンズー教を信仰するバリ島では毎年この日、島全体が静寂に包まれ、住民だけでなく観光客も、労働、移動、娯楽、さらには電気の使用すら自粛することが求められる。
インドネシアの法律では、被告の罪の法定刑は5年以下の拘禁刑だった。だが裁判所は、被告の若さや法廷での誠実な態度を減刑事由として考慮した。
バリ島で相次ぐ外国人問題行為
毎年数百万人の外国人観光客が訪れるバリ島では近年、マナーの悪い外国人による問題行為が相次いで表面化している。
3月には、イスラム教徒が多数を占めるインドネシアで禁止されているポルノを制作・配信した容疑でフランス人2人とイタリア人1人が逮捕された。先月には、外国人限定のランニングイベントを企画したとして、オランダ人2人が永久的に再入国を禁止された。



