夏休みに入り、SNSを利用する時間が増える中、高校生たちは闇バイトやSNS型詐欺の被害に遭わないよう特に注意が必要だ。東京都渋谷区の通信制高校・代々木高等学院で7月中旬、特別授業が開かれた。
「DMくれたら電子マネーあげます」に注意
「インスタなどで『DM(ダイレクトメッセージ)くれたら電子マネーあげます』という投稿、見たことある人いますか」。講師が問いかけると、教室のあちこちから「あっ、あるある」と声が上がった。
「返事を返したら、お金に困っていて何でも気軽にやる人だと思われて、犯罪組織から狙われてしまいます」と説明すると、「えー」という声が上がった。
教材で手口を学ぶ
授業は、若者のキャリア教育や消費者教育に取り組んでいる一般社団法人「HASSYADAI social(ハッシャダイソーシャル)」が開いた。実際の若者の体験をわかりやすく漫画を使って描いた教材「騙(だま)されない為(ため)の教科書」を使い、急増する闇バイトや投資詐欺の手口などを紹介した。
「荷物を運ぶだけで高収入」といった誘いに応じて犯罪に加担するケースや、オンラインゲームをきっかけに闇バイトへ誘われる手口、首都圏で起きた強盗事件などが、ニュース映像やアニメで紹介されると、生徒たちはじっと見入っていた。
「一度疑う」「相談する」大切さ
「だまされないためには、何が大事かな」。講師はそう問いかけて、一度疑うことや家族、信頼できる人に相談することの大切さを伝えた。高3の女子生徒(17)は「SNSでお金の話をされたら、詐欺なんだなと思ってスルーするようにします」と話した。



