南アで再び女性殺害、過去2か月で10人目の遺体発見 警察が捜査
南アで再び女性殺害、過去2か月で10人目の遺体発見

南アフリカの警察は26日、ヨハネスブルク東部のエクルフレニ市で新たに女性の遺体が発見されたと発表した。これで、同市内で過去2か月の間に遺体で見つかった女性は合わせて10人になった。

遺体の発見状況と捜査

警察によると、遺体はテンビサの旧黒人居住区(タウンシップ)にある墓地近くで、半裸の状態で発見された。当局は、確認できるのは「遺体が発見されたことのみ」と説明している。

ハウテン州警察のトミー・ムトンベニ本部長は、被害者が石で打ち付けられて殺害された可能性があるとし、死因特定のため司法解剖を行うと明らかにした。

これまでの被害者と逮捕状況

他の被害者9人は主に20代から30代で、一部は服を剥ぎ取られたり、性的暴行を受けた痕跡が残されていた。

警察によると、最初の犠牲者である37歳の女性は7月15日、全裸で結束バンドによって拘束された状態で発見された。容疑者の男はその2日後に逮捕された。

また、9人目の被害者に関連して31歳と38歳の女2人が逮捕され、21日に起訴された。警察はこの事件について、男女関係に起因する可能性があるとみている。

報奨金と暴力のまん延

当局は容疑者逮捕につながる情報に対して40万ランド(約385万円)の報奨金を提示しており、最大野党の民主同盟(DA)もさらに3万1000米ドル(約480万円)を拠出している。

南アフリカでは政府が長年対策を約束し、ジェンダーに基づく暴力(GBV)について「国家非常事態」を宣言しているにもかかわらず、こういった暴力行為がまん延している。

政府によると、全国GBV司令センターには9月1日から16日までの間に6782件の緊急通報が寄せられた。一日平均は424件に上り、平均350件だった8月の同時期から21%増加している。人口6200万人の同国は世界で最も殺人発生率が高い国の一つで、1日平均60件以上の殺人が発生している。