アン・ハサウェイ主演の映画『ヴェリティ/真実』(11月6日公開)が、10月26日に開幕する「第39回東京国際映画祭」のガラ・セレクション部門で上映されることが決まった。上映日は追って発表される。
人気作家役のハサウェイ、原作への思いを語る
本作は、恋愛小説家として知られるコリーン・フーヴァーの同名小説(二見書房)の映画化。事故で自宅療養中の人気作家ヴェリティ・クロフォード(ハサウェイ)の作品を完成させるため、売れない作家ローウェン・アシュリー(ダコタ・ジョンソン)がゴーストライターとして雇われる。ヴェリティの夫ジェレミー(ジョシュ・ハートネット)が暮らす邸宅に移ったローウェンは、ヴェリティが書いたと思われる不気味な原稿を見つけ、家族の秘密に近づいていく。
原作者のフーヴァーは製作にも参加し、「信頼できる人たちの手にゆだねられているということがわかった」とコメント。映画化にあたり変更や削除が必要な部分はあったものの、「小説を見事に映し出した作品になっています」と太鼓判を押す。
監督とキャストが語る作品の魅力
『アイデア・オブ・ユー 〜大人の愛が叶うまで〜』(2024年)でもハサウェイと組んだマイケル・ショウォルター監督は、「小説は大ヒットしていて、みんなに愛されている。だったら、その小説をそのまま映画にしよう、と考えたんです。忠実な映画化がどんな見た目と手触りになるのかを観客に見てもらい、原作に敬意を払うということです」と、可能な限り原作に忠実に描くことを目指したという。
ハサウェイも原作を一気に読み終えたといい、「(フーヴァーの)小説には、ぐいぐい前へ進む推進力があるんです。本当に美味しいものを食べているみたいに、どうしても手が止まらない。止められなくて、次のページへ行きたくなってしまう」と振り返る。読み終えたときには「みんながこの本に夢中になった理由が完全に分かった」と感じたという。
場面写真と特別映像で作品世界を紹介
公開された場面写真には、赤い口紅をまとったヴェリティが正面を見据える姿や、不安げな表情を浮かべるローウェンの背後に警察官が写る場面、ジェレミーが息子クルー(ブレイディ・ワグナー)とともにローウェンを迎える場面、ヴェリティとジェレミーが出会ったパーティーで赤いドレス姿の彼女に見とれるジェレミーの姿、ワインを飲みながら神妙な面持ちで執筆するヴェリティの姿が収められている。
特別映像では、ハサウェイ、ジョンソン、ハートネット、ショウォルター監督が登場。ハサウェイは本作を「執着にまつわる物語」と表現し、「真実とは何かを問い、その認識を揺さぶってくる」と語る。ローウェン役のジョンソンは「彼女は秘密とウソに巻き込まれる」と役柄を紹介し、「どんでん返しの連続なの」とコメント。ハートネットは作品を「ゴシック調の官能スリラー」と評し、「きっと何度も見直したくなる」と自信を見せる。最後にハサウェイは「観客に深読みしてもらいたい。スリルを与えるよう設計された映画になっている」と呼びかけている。