三重県亀山市の新名神高速道路で3月、大型トラックを運転して追突事故を起こし、6人を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の罪に問われた元トラック運転手の女性被告(55)の公判が10日、津地裁で開かれた。検察側は「起こるべくして起きた事故。法定刑の上限をもって臨むほかない」として、拘禁刑7年を求刑し、結審した。判決は10月20日に言い渡される。
検察側の論告内容
検察側は論告で、被告が「料理動画のスクリーンショットを撮るために、10秒程度スマートフォンの画面を注視し、脇見運転をした」などと指摘。ながらスマホの常習性も認められるとして、「平素から交通規範意識や安全運転意識が鈍麻していた結果、本件に至った」と述べた。
遺族の意見陳述と弁護側の主張
論告の前には、遺族4人が意見陳述書を読み上げた。亡くなった松本恵梨子さん(42)の兄(47)は「奪われたものを返してほしい。生涯をかけて償ってほしい」と訴えた。
弁護側は最終弁論で、「被告は繰り返し反省を述べ、更生を誓っている」とした。
事故の概要と今後の見通し
起訴状によると、被告は3月20日未明、大型トラックを運転中に脇見運転をして、渋滞で停車中の車列に追突し、6人を死亡させたとされる。津地裁は10月20日に判決を言い渡す。



