パラマウント、ワーナー買収訴訟で12州と和解…裁判所承認なら大型買収前進
パラマウント、ワーナー買収訴訟で12州と和解 裁判所承認なら前進

米メディア大手パラマウント・スカイダンスは21日、同業ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を巡る訴訟で、原告のカリフォルニア州など12州と和解した。裁判所が承認すれば、買収手続きを禁じた命令が解除され、大型買収の実現に向けて前進する。

和解合意案の内容

両社と州側は同日、カリフォルニア州の連邦地裁に和解条件を盛り込んだ合意案を提出した。映画の公開本数や米国内での制作投資、報道部門の独立性確保など一定の条件を設けることが柱となる。

合意案によると、買収後の最初の2年間に年30本、その後3年間は年32本の映画を米国で劇場公開する。本数が基準を下回り、6か月以内に是正できなかった場合は、傘下の映画会社ミラマックスを売却する。不足1本につき3000万ドル(約47億円)を映画業界の年金基金などに拠出することも決めた。

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報道部門の独立性確保

ワーナー傘下のCNNとパラマウント傘下のCBSニュースの編集の独立性を監督する委員会も設ける。委員会は10年以上の報道経験のある記者5人で構成する。パラマウントを率いるエリソン家はトランプ米大統領と関係が近いとされ、CNNの編集方針への影響が懸念されていた。

訴訟の経緯と今後の見通し

12州は7月、両社の統合で映画配給市場の競争が損なわれるなどとして、買収の差し止めを求めて提訴。地裁は買収完了を当面禁じる命令を出していた。今回の和解が裁判所に承認されれば、この命令が解除され、買収手続きが進むことになる。

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