大阪市がJR大阪駅前のスペースに並べたブロックについて、SNSなどで「危険」「排除アート」との声が上がっていた問題で、市が周辺にフェンスを設ける方針を固めた。
市の判断と説明
市建設局は「市民からの意見を踏まえ、安全管理上、物理的に立ち入れないようにすべきだと判断した」としている。25日の市議会で説明する。
この場所は、大阪駅と阪急うめだ本店を結ぶ横断歩道の脇にある広さ約58平方メートルのスペース。7月上旬、ここに点々とれんが状のブロックが現れた。
背景と経緯
市建設局によると、もともとは植樹帯だったが日当たりが悪く、10年ほど前に樹木を撤去し、空きスペースになった。引き続き「立ち入り禁止」の認識でいたものの、路上音楽やデモなどで使われることがあり、自転車の駐輪やごみの不法投棄もあったという。
ブロックは視界を確保しつつ、人が立ち入らないようにするための措置だったという。
SNSでの議論と市の対応
これに対し、SNS上で議論が広がった。「つまずいて転びそうになった人を見た」「危険なデザインだ」といったコメントが投稿されると、3日間で3万3千件を超える「いいね」がついた。市にも100件以上の問い合わせが寄せられた。
なかには、ホームレスの滞在を妨げる「排除アートではないか」という指摘もあった。
市の担当者は「ホームレス対策の一環」としつつ、「安全管理と不法利用全般への対応だった」と説明。「こんなに指摘があるとは思わず、反省している」と話した。
市域の道路補修工事の予算内で、月内にも、車道側に金網状のフェンスを設ける工事を始める。空きスペースはパブリックアートを設けるなどの利用も検討しているため、歩道側はフェンスを設けないという。



