核ごみ文献調査、常陸大宮市長「定例会中に結論」市民から賛否の声
核ごみ文献調査、常陸大宮市長「定例会中に結論」市民賛否

核のごみの最終処分地選定を巡り、常陸大宮市が国の文献調査申し入れを受けたことについて、様々な声が上がっている。鈴木定幸市長が「早ければ今定例会中にも結論を出したい」としたことに対しては、「きちんと勉強して考えたい」「不安を払拭する説明がほしい」などの意見があった。

市長が議会に議論を要請

「国家的課題、常陸大宮市の将来の姿に思いを巡らせ、闊達な議論をお願いしたい」。鈴木市長は1日に開会した市議会定例会の冒頭で、議会に要請した。

議会後、ある市議は「前向きに受け止めている。原子力の恩恵を受けている社会全体で、全員に自分ごととして考えてほしい」とし、「本当に(地層処分の)適地かは調査次第。正確な情報に基づいて判断していくべきだ」とした。

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反対意見や懸念の声

一方、別の市議の元には、電話やメールなどで30件以上の反対意見が寄せられた。最大20億円の交付金について、この市議は「文献調査が始まり、風評被害が起これば、20億円よりも大きなマイナスがずっと続くのでは」と懸念する。

共産党県委員会はこの日、鈴木市長に対し、文献調査の受け入れ拒否を求める要請書を提出。市総務部長に手渡した小室貞夫市議は、「(市長は)受け入れを前提にしている」と抗議し、結論ありきでなく、住民の意見を広く聞くよう求めた。県や国へも受け入れ拒否と要請撤回を求める文書を提出した。

市民からも賛否両論

市民からも様々な声が聞かれた。小学生2人を育てる女性会社員(45)は「子どもたちが不安を漏らしている。将来も安心して暮らしていけるか心配だ。市民の意見なしに受け入れを決めるのではなく、不安を払拭する説明がほしい」と訴えた。「市が受け入れるというのなら仕方ない。国を助けないといけない気持ちもある」と話す主婦(82)もいた。

市担当者によると、文献調査の申し入れに関して、31日から1日午後2時までに、市内外から20件以上のメールと、多数の電話で意見が寄せられた。賛否両方の意見があったという。

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