旧奈良家住宅、耐震診断で倒壊の恐れ 内部公開を当面中止
旧奈良家住宅、倒壊の恐れで内部公開を当面中止

国指定重要文化財「旧奈良家住宅」(秋田市金足小泉)の母屋が、地震によって倒壊する可能性があるとして、県は1日から当面の間、建物内部の公開を中止した。今年度中に耐震診断の結果をまとめ、文化庁などと対策を協議する。

江戸中期の豪農居宅、老朽化で耐震性に問題

県によると、旧奈良家住宅の母屋は江戸中期の宝暦年間(1751~64年)に建設された豪農の居宅で、重厚感のある入り母屋造りと茅葺き屋根に当時の特色が残る。県立博物館分館として公開され、例年4000人弱の見学者がある。社会科見学の小学生も多く訪れるという。

2010年の耐震診断では、一般公開に問題はないとされた。ただ、その後も老朽化が進み、専門家らは構造補強や保存修理の必要性を指摘していた。これを受け、県は構造補強に向け、25年度から耐震診断を実施。今回、母屋の耐震性の問題が判明したとして、内部公開の中止を決めた。

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見学者の安全を優先、文化庁と対策協議へ

倒壊の恐れのある震度などについて、県立博物館は「現在、精査中」とした上で「貴重な文化財の内部見学中止は残念だが、見学者の安全を優先した措置なので仕方ない」としている。

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