情報サービス会社「アルカディア」(大阪府)が不正アクセスを受けた問題で、宮城県庁内の安否確認メールに登録していた県の全職員など約1万3000人分の個人情報が漏えいした可能性があることが14日、分かった。不正利用は確認されていないという。
県職員らの情報が漏えいした可能性
県人事課によると、県では震度6弱以上の地震の際などに職員にメールを一斉送信し、被害状況などを報告する同社のシステムを導入。県と県教育庁の職員、県立高の教員などがメールアドレス、所属、氏名の3項目を登録していた。
13日に発覚したが、県民の個人情報は含まれないため、公表していなかったという。同課は緊急の連絡網などを活用するため、業務に支障はないとしている。
県防災情報システムでも漏えいか
また、県防災推進課によると、県総合防災情報システム「MIDORI」でも、気象情報の配信に同社のサービスを使用。配信先である全35市町村の担当部署などのメールアドレス約300件が漏えいした可能性があるとしている。
知事が緊急点検を指示
村井知事は14日の定例記者会見で、県HPなど県が情報発信を行う51システムについて脆弱性などの緊急点検を指示したとし、「防御力を高めていきたい」とした。
仙台市でも、同社のシステムを一部で導入しているといい、13日に情報システムに異常がないか点検するよう庁内に通知。23日までに各部署で確認を行うとしている。