サハリン沖上空で旧ソ連軍機に撃墜され、日本人28人を含む乗員乗客269人が亡くなった大韓航空機撃墜事件(1983年)から43年となった1日、サハリン対岸の稚内市では犠牲者を悼み平和を願う記念式典と行事が行われた。
「祈りの塔」前で約180人が参列
式典は宗谷岬公園にある犠牲者慰霊と平和祈願のモニュメント「祈りの塔」の前で開催。遺族や小中学生ら約180人が参加した。
最初に参加者全員で黙とうした後、工藤広市長が「尊いみたまに謹んで哀悼の意をささげる」とあいさつした。
遺族「二度と悲劇繰り返さぬよう」
遺族代表で、事件で大学生だった兄の広明さん(当時20歳)を失った川名正洋さん(60)(静岡県三島市)は、「二度とこのような悲劇が繰り返されず、世界から争いがなくなり、子供たちが笑顔で健やかに暮らせる平和な未来が訪れることが家族への何よりの供養であり、残された私たちの願いです」と述べた。
また、稚内市内の小中学生5人は平和への決意を述べた。



