詐欺師同士の頭脳戦を描いた漫画「クロサギ」などの原案で知られる夏原武氏の講演会が22日、県立図書館(金沢市小立野)で開かれ、悪徳商法の手口や被害を防ぐ方法について語った。
県内の被害状況と講演の背景
講演は県から委託された認定NPO法人消費者支援ネットワークいしかわ(同市)が企画した。県生活安全課などによると、県内では毎年8000件以上の消費生活相談が寄せられており、今年1~7月末時点の特殊詐欺の被害額は約25億円に上るという。
被害の拡大を防ごうと、詐欺師に取材した経験もある夏原氏の講演が実現した。
講演内容と呼びかけ
講演では、自身の作品の一場面を織り交ぜながら、マルチ商法や災害時に高額な価格で家屋の修繕を持ちかける手口などを紹介した。地域住民との交流を密にし、少しでも不審に思ったら第三者に相談するよう呼びかけた。
夏原氏は「手口は年々巧妙化している。『自分が被害に遭うことはありえない』と思わず、注意してほしい」と述べた。



