熊本市は4日、地震で被害を受けた住宅などの片付けや清掃を支援する災害ボランティアセンターを開設し、ボランティアが活動を始めた。同市は2016年の熊本地震で災害関連死を含めて90人以上が亡くなっており、当時の経験も生かして支援を進める。
住宅被害は2675棟
今回の地震では、熊本市南区で震度6強を観測するなどし、全壊や半壊はなかったものの、住宅被害は計2675棟(4日午前7時半時点)が確認されており、一部損壊や家具の倒壊といった被害が出ている。
センターは熊本市中央区の市社会福祉協議会に設置され、初日は社協の協力団体のメンバー約20人が集まった。家具がずれたり、物が散乱したりしている5世帯の支援を行う。一般のボランティアは4日から専用フォームで事前に受け付け、活動は5日から始めてもらう予定。
大学生「10年前に助けてもらった恩返しを」
10年前の地震で曽祖母の家の片付けをボランティアに支援してもらったという熊本県立大4年の男子学生(21)は「10年前に助けてもらった恩返しをしたい」と意気込んだ。協力団体の肥後銀行の内藤裕さん(40)は「必要なのは金融機関としてのサポートだけではない。住民が日常生活に戻れるよう、少しでも力になりたい」と話した。



