熊本市の大西一史市長は、7月に発生した熊本地震の影響で、市内の宿泊施設におけるキャンセル損害額が8月13日時点の推計で約18億円に上ることを明らかにした。4日の市議会一般質問で、村上博議員(市民連合)の質問に答えた形だ。
宿泊施設の損害状況
市の調査によると、地震発生以降、市内のホテル・旅館では宿泊予約のキャンセルが相次いでおり、調査に回答した25施設で約4億5000万円の損害が確認された。市内には全142施設のホテル・旅館があり、回答を得られなかった施設の損害も含めた推計値は約18億円に上るという。
観光地への影響と今後の対策
市内の主要観光地にも影響が広がっており、熊本城(熊本市中央区)や水前寺成趣園(同)では、昨年と比べて入園者が約5割減少している。大西市長は、宿泊キャンセルの影響が飲食業や小売業といった業種にも波及するとし、「観光施設の安全性などの正確な情報を広く発信していくことが、地域経済の早期回復にむけて非常に重要だ」と述べた。



