くま川鉄道、6年2カ月ぶり全線再開 記念列車に市民が手を振る
くま川鉄道、6年2カ月ぶり全線再開 記念列車に市民が手を振る

2020年7月の九州豪雨で一部区間の運休が続いていた熊本県人吉市の第三セクター「くま川鉄道」が20日、約6年2か月ぶりに全線での運行を再開した。再建された球磨川第四橋梁を渡る列車が再び走り、沿線では住民らが手を振って再開を祝った。

記念式典で市長があいさつ

この日、同市のJR人吉駅で記念式典が開かれ、関係者約110人が出席。松岡隼人・人吉市長が「全線運行再開は単に鉄道を元の姿に戻すということではなく、創造的復興を目指す新たな出発だ」とあいさつした。

式典後、くま川鉄道人吉温泉駅(人吉市)から記念特別列車が出発。沿線や各駅には住民らが駆けつけ、列車に笑顔で手を振る姿が見られた。

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豪雨で流失した橋梁を再建

くま川鉄道は、人吉温泉―湯前(熊本県湯前町)駅間(24.8キロ)を結ぶローカル線。豪雨で国登録有形文化財「球磨川第四橋梁」が流失するなどし、全線で運休した。

21年11月に肥後西村(同県錦町)―湯前駅間(18.9キロ)で運行を再開。当初は25年度中の全線再開を目指していたが、球磨川にかかる橋梁の新設工事が難航し、人吉温泉―肥後西村駅間(5.9キロ)の開通が遅れていた。

復旧費は約60億円

くま川鉄道によると、復旧費は約60億円。国が復旧費の97.5%、残りを地元自治体が負担する国の支援制度を活用した。

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