高知県内の15消防本部を統合する消防広域化計画を巡り、知事や市町村長らによる第2回実務協議会が3日、高知市で開かれた。統合時期など今後の方向性が決まる予定だったが、須崎市の楠瀬耕作市長が突然の「離脱」を表明し、協議は中断された。
協議会で何が起きたか
この日は、2029年度に一斉統合するか、段階的に統一していくかなどについて議決する予定だった。しかし、オンラインで参加した楠瀬市長が「離脱」を表明。その後、電話で浜田省司知事に対し、「広域化に反対ではないが、スケジュールありきでついて行けない」などと説明したという。
消防広域化は、県内15の消防本部を統合し、人材確保や119番の通信指令など共同事業の実施主体となる「県消防広域連合(仮称)」を設置する計画。浜田知事と市町村長、消防関係者や有識者で、昨年4月から議論を重ねてきた。
知事の受け止めと今後の対応
浜田知事は「中身を深めることができず、残念な結果。事前に相談がほしかった」としたうえで、「将来的に統合の方向性は必然で、各市町村の温度差をどう縮めていけるかがポイントだと思う」と話した。
県側は「消防広域化自体が頓挫したわけではない」として、対応について協議する方針だ。



