1年2カ月ぶり死刑執行、法務省が慎重検討を強調 「批判覚悟」との声も
1年2カ月ぶり死刑執行 法務省、慎重検討を強調

法務省は21日午前、2009年に大阪市此花区のパチンコ店に放火して5人を殺害し、殺人罪などで死刑が確定した高見素直死刑囚(58)の刑を大阪拘置所で執行した。死刑執行をいったん停止し、制度の存廃について国民的な議論を行うよう求める声も上がる中、1年2カ月ぶりの執行に踏み切った。

「批判を覚悟」の声も

「今の状況で死刑を執行するなら、かなりの批判を覚悟しなければならない」。再審制度を見直す改正刑事訴訟法が成立した7月、法務省幹部はそう語っていた。

確定死刑囚だった袴田巌(いわお)さんが24年に再審無罪となり、見直し議論では自民党からも「死刑制度を存置している以上、誤判が起きれば取り返しがつかない」との声が上がっていたからだ。25年6月の前回執行まで、執行のない期間が2年11カ月に及んだ背景にも、「死刑事件の再審無罪」が影響したとみられている。

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臨時会見で発表

臨時に記者会見し、死刑執行を発表する平口洋法相の姿もあった。今回の執行について、法務省は慎重な検討を強調している。

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