1992年に福岡県飯塚市の女児2人が殺害された「飯塚事件」を巡り、殺人罪などで死刑が確定し、執行された久間(くま)三千年(みちとし)元死刑囚(執行時70歳)の遺族が、福岡地裁に3度目の再審請求を申し立てる方針を固めたことが分かった。犯人と元死刑囚の型が一致したとする当時のDNA型鑑定について、実際は一致していないと示す鑑定書を新証拠として提出する。
専門家による鑑定結果
関係者によると、警察のDNA型鑑定の結果を示す2枚のネガフィルムの画像を弁護団が依頼した専門家が検証したところ、現場に残された犯人の型と元死刑囚の型が異なるとする鑑定結果が出たという。
再審請求の経緯と今後の見通し
事件を巡っては第2次再審請求が続いており、今年2月には福岡高裁が再審開始を認めない決定を出し、弁護側は最高裁に特別抗告している。第3次再審請求の申し立ての時期は未定。
確定判決によると、元死刑囚は92年2月、飯塚市で小学1年生の女児2人を車で誘拐、殺害するなどした。