怒りの下の悲しみを受け止める…家庭の「困った人」から自由になる方法
怒りの下の悲しみを受け止める…家庭の困った人から自由に

夫婦カウンセラーの安東秀海氏(「LifeDesignLabo」主宰)は、これまで3000組を超える夫婦の相談に応じてきた。その経験から、家庭内で「困った人」に振り回されずに自由になる方法を『プレジデント』2026年7月31日号で解説している。

不機嫌の裏にある「悲しみ」とは

安東氏によれば、夫婦相談のほとんどが「不機嫌」を抱えているという。特に多いのは、コミュニケーションがかみ合わず「伝わらないこと」への不満。男性は問題解決型、女性は共感型の思考をすることが多く、妻が話を聞いてほしいだけなのに、夫がアドバイスをしてしまうことで不機嫌が生まれる。例えば、妻が「今日、職場でこんなことがあって」と話すと、夫は「だったらこうすればいい」と解決策を提示。妻は「話を聞いてくれない」と感じ、夫はなぜ不機嫌になったのか理解できず、互いに不機嫌な態度で応酬するという悪循環に陥る。

「境界線」を引くことの重要性

安東氏は、相手の不機嫌に巻き込まれないためには「境界線」を引くことが有効だと指摘する。具体的には、相手の感情を自分のものとせず、冷静に受け止めること。例えば、配偶者が不機嫌な態度を取っても、それを自分のせいだと思わず、「今、この人は悲しみを感じているんだな」と観察する。怒りの下には必ず悲しみや寂しさがあるため、その感情を受け止めることで、相手を変えようとしなくても、自分が自由になれるという。

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実践的なステップ

安東氏は、家庭内の「困った人」に対処するための具体的なステップを提案する。まず、相手の不機嫌に反応する前に、自分の感情を認識する。次に、相手の感情を否定せず、ただ「そう感じているんだね」と受け入れる。最後に、必要なら物理的な距離を取ることも有効。例えば、会話がヒートアップしそうなときは「少し時間を置こう」と言って別室に移動する。これにより、感情的な衝突を避け、冷静な対話が可能になる。

統計と専門家の見解

安東氏は「夫婦相談のほとんどが不機嫌を抱えている」と述べ、その背景には男女の思考パターンの違いがあると分析。具体的な数字として、3000組以上の夫婦をサポートした経験から、このパターンは「どこの家庭でも起こりうる定番の構図」だと強調する。また、夫婦間のコミュニケーション不足が原因で、互いに不満を募らせるケースが多いという。

本記事は『プレジデント』2026年7月31日号に掲載されており、続きは有料会員限定で読むことができる。初回7日間は無料で、広告最小化や雑誌の読み放題などの特典がある。

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