東京地検特捜部に所属していた男性検事(48)が、捜査対象の女性と不適切な交際をしたとして、法務・検察当局が29日にも懲戒免職処分とする方針を固めたことが、関係者への取材でわかった。
捜査対象女性との交際の実態
法務・検察はこれまで、検事と女性、同僚らから事情を聴取するとともに、2人のSNSのやり取りの記録を分析するなどして調査を進めてきた。その結果、検事が女性の取り調べを担当し、刑事手続きが終わる前から交際していたことが判明。交際中、別の事件の捜査のために公費で手配した東京都内のホテルの部屋に女性を呼び寄せて利用したほか、女性から金品の提供を受けていたことも明らかになったという。
信用毀損の程度が大きいと判断
法務・検察は、検事が捜査対象者と交際しただけでなく、交際開始が刑事手続きの終結前だった点を問題視しているとみられる。交際による捜査への影響はなかったとみる一方、検察に対する信用を損なった程度は著しく大きいとして、免職処分は避けられないと判断した模様だ。
検事は東京地検特捜部に2021~25年に所属。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件では主任検事として捜査の中心を担った。



