ホストクラブ元従業員ら逮捕、女性客に風俗店勤務要求か 警視庁
ホスト元従業員ら逮捕、女性客に風俗店勤務要求か

東京・歌舞伎町のホストクラブの料金を支払わせるため、女性客に風俗店で働くよう要求したとして、警視庁は15日までに、ホストクラブ元従業員の竹岡拓人容疑者(27)=東京都新宿区=を風俗営業法違反(禁止行為)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

改正風営法で禁止、警視庁の摘発は初めて

ホストクラブをめぐっては、多額の売掛金(ツケ)などのため、ホストらが女性客に売春や風俗店勤務などを要求する実態が社会問題化している。こうした行為は昨年6月施行の改正風営法で新たに禁止対象となり、警視庁による摘発は初めてという。

捜査関係者によると、逮捕容疑は昨年11月中旬、当時25歳の女性客に「ヘルスの仕事がある」「売り上げがあがれば早くホストをやめて、2人で旅行に行ったりするお金に使えるから、今だけがんばってほしい」などと誘惑し、料金の支払いのために風俗店で働くことを要求したというもの。

スカウト役の男も逮捕、女性は約200万円を借金

警視庁はまた、この女性を同月下旬、千葉県船橋市のファッションヘルスに紹介したとして、スカウトの福重昂宏容疑者(35)=宮崎県都城市=を職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで逮捕した。

捜査関係者によると、女性は竹岡容疑者とマッチングアプリで知り合い、交際を開始。その後、竹岡容疑者に誘われてホストクラブに通うようになり、消費者金融から約200万円を借り入れるなどして料金を支払っていたという。

女性は実際に働き始め、今年2月に相談

竹岡容疑者は、女性から「今後は店に行けない」と言われると、スカウトの福重容疑者に連絡をとるよう指示。女性は紹介された風俗店の面接を受け、実際に働き始めたという。

女性が今年2月に新宿署に相談し、発覚した。警視庁は、容疑者らが他の女性客にも同様の手口で風俗店勤務を要求したとみて詳しく調べる。