戦後81年。今年も8月がめぐってきた。米軍による広島と長崎への原爆投下の惨禍を経て、平和国家として歩んできた日本だが、いま大きな岐路にあるのではないか。終戦を朝鮮半島で迎え、広島の報道人、市長として一世紀近い歳月を生きてきた平岡敬さんはそう語る。戦前を知るその目に映る、日本とは。
98歳の今も精力的に発言
98歳の今も、講演や集会で精力的に発言しています。日本社会のありようやアジアとの連帯などテーマも多彩です。
「もう私には先がない。声がかかれば断ることはありませんよ、体の続く限りね」
「若い人たちに戦争だけは経験させたくないんです。軍事に頼らず、誰もが安心して暮らせる社会をつくる。それが敗戦で誓い、日本国憲法がめざすことだったはずですが、忘れられつつあるように見えます。非常に危機感を感じています」
政治への危機感
具体的には、政治が国民への支配を強めていると指摘する。平岡氏は、憲法の理念が忘れられつつあることへの強い懸念を示した。



