『サンデー毎日』(9月13・20日号)が「大阪地検トップの性暴力事件 女性元検事の〝悲憤〟手記『正しく怒り、進む』」を掲載した。平成30年9月、検事正就任祝いの懇親会で泥酔していた元女性検事を北川健太郎元検事正が官舎に連れ込み、3時間にわたってレイプした事件をめぐり、被害者が自らの言葉で詳細を綴っている。
手記に綴られた被害の実態
手記では、事件当夜の様子や、被害申告を受けて元検事正が逮捕され、当初は公判で罪を認め謝罪したにもかかわらず否認に転じた経緯が明かされている。また、同僚だった女性のX副検事が被害の詳細などを拡散し、プライバシーや名誉を侵害した件にも言及。自身がPTSDに苦しんでいることも克明に記している。
10月25日の第1回公判で北川元検事正は罪を認め謝罪したが、彼女はその日、初めて記者会見を行った。手記では「性犯罪被害者の苦しみを訴え、X副検事らの捜査妨害や二次加害、検察の組織的隠蔽を訴え、外に助けを求めるしかなかったからだ。二次加害をやめさせ、傷つけられた名誉を回復するための、やむにやまれぬ行為だった」と説明している。
失われた日常と第三者委員会への訴え
彼女は「私が奪われたものは大きい。健康も、仕事も、収入も、仲間も、居場所も、当たり前だった日常も、すべて失った。家族も苦しめられている。それでも私は誇りをもって生きていたい」と記した。
その上で、検察組織の問題を糺すため「第三者委員会」の設置を求めており、森雅子元法相ら自民党議員有志も平口洋法相に提言したという。
編集長の見識と他誌の注目記事
『サンデー毎日』といえば先週号、編集長後記で大場弘行編集長が『サン毎』ウェブ化の障壁について「はっきり言おう。リスクと責任を負う幹部がいなかったからだ」と述べており、骨のある編集長と評価できる。
『週刊新潮』(9月10日号)は「スーパーの中国産『白菜商品』ホルムアルデヒド全調査『実名リスト』」を特集。中国人活動家の告発動画を受け、『人民日報』も「当局はホルムアルデヒド白菜の流通を完全に阻止する」と報じたという。
『週刊プレイボーイ』(9月14日号)は「災害大国ニッポンは『避難所先進国』になれるか」「豪雨後に出回る激安〝水没中古車〟に注意せよ!!」を掲載し、目のつけどころが良い。



