「職業は詐欺師」動画で自殺、遺族が配信者ら3人を提訴 賠償2億3000万円請求
「職業は詐欺師」動画で自殺、遺族が配信者ら提訴 賠償2億3000万円請求

京都市の不動産業男性に対し、動画配信による名誉毀損や恐喝未遂の容疑で男3人が京都府警に逮捕された事件で、男性の遺族は15日、投稿などが原因で男性が自殺したとして、3人に慰謝料など約2億3000万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。

遺族が会見で経緯を説明

死亡したのは中野拓磨さん(当時36歳)。母親のさえ子さん(73)が京都市内で記者会見し、提訴の事実を明らかにした。

訴状や会見によると、中野さんは2023年、会社の経営権をいずれも会社役員の赤木誠(46)、安田裕貴(35)両容疑者(恐喝未遂容疑で逮捕)側に譲渡。2025年5月以降、赤木容疑者らから身に覚えのない金銭の要求があり、土下座などをさせられたとしている。

ユーチューバーによる動画投稿

同年6月には、ユーチューバー「KENZO 【新宿109】」として活動する池田実貴容疑者(28)(名誉毀損容疑で逮捕)に「職業は詐欺師」などのテロップが付いた動画を投稿されたとしている。

訴状では、中野さんは翌7月に自殺し、3容疑者の一連の行為は死亡と因果関係があると主張している。

さえ子さんによると、中野さんは死亡前に「動画の反響がありすぎて、犯罪者認定みたいなのをされてしまった」と語る映像を残していた。

容疑者らの供述

府警は15日、3容疑者を送検。府警によると、赤木容疑者は「間違いないが、お金を取る目的ではなかった」、安田容疑者は「弁護士と話してから、言うかを決める」、池田容疑者は「弁護士と話してから話す」と供述している。