2025年夏、関西空港で中国向け輸出貨物の検査中、税関職員がX線画像に違和感を覚えた。段ボール箱6箱を開封すると、中には「iPhone15 Pro Max」と記載された箱が約200箱入っていた。
当時、1台約20万円で販売されていた高額機種で、正規品を示すホログラムやシリアルナンバーもあり、本物に見えた。しかし、箱の中身は外観も重さも本物と見分けがつかないほど精巧だったものの、内部には電子部品ではなく鉄板のようなものが詰められていた。
税関が輸出手続きを差し止め
税関は直ちに輸出手続きを差し止め、大阪国税局に通報した。貨物の内容や取引実態に不自然な点があるとみられたためだ。大阪国税局が調査したところ、約1億円の不正還付が行われていたことが暴かれた。



