未成年への性的人身売買事件で起訴され、勾留中に死亡した米資産家ジェフリー・エプスタイン氏の関連文書の巡回展が、テキサス州ダラスで開かれている。近くでは中間選挙に合わせた共和党大会が行われているが、文書公開をめぐって支持層からも反発を受けた政権は、エプスタイン問題を避けてきた。党大会でも話題にならず、巡回展に招待された共和党候補は姿を見せなかった。
巡回展の内容と開催経緯
巡回展は非営利団体が主催し、ニューヨーク、ワシントンでも開かれた。司法省がこれまでに公開した約300万ページの文書を製本した冊子のほか、エプスタイン氏から性被害に遭ったと訴える女性のアート作品などが飾られている。
エプスタイン氏とトランプ大統領との親交にも焦点があてられ、裁判記録や捜査関連資料などから浮き上がる両者の交流を時系列で紹介。一方、トランプ氏がエプスタイン氏の性犯罪に関与したことは確認されておらず、本人も否定している。
共和党大会との関係
会場から約20キロ南では9、10の両日に共和党大会が開かれ、トランプ氏やブランチ司法長官も参加。登壇者がエプスタイン文書について正面から語ることはなかった。巡回展の主催者側は、テキサス州司法長官で、中間選挙に共和党から上院議員候補として出馬しているケン・パクストン氏を招待したが、10日までに姿を見せなかった。
被害者の訴えと今後の焦点
一方、対抗する民主党候補の動きも注目される。子どもだった被害者が何を訴えたのかが、今後の焦点となりそうだ。



