福井県越前町は10月から当面の間、ふるさと納税の返礼品から特産の「越前がに」を含むすべてのカニの取り扱いを休止する。返礼品に関連し、農林水産品の地域ブランドを保護する地理的表示(GI)で不適切と疑われる事例があり、調査の必要があるためという。再開時期は未定としている。
不適切表示の疑いで国と調査
町ふるさと納税室によると、ズワイガニのうち一定の基準を満たしたものをGI保護制度で越前がにとして登録している。不適切な表示の疑いについて、「国と調査しており、結果が判明したら公表する」としている。
返礼品のカニ寄付は約4億円
2025年度の越前町のふるさと納税受け入れ額は13億2721万円で、カニが返礼品となる寄付は約4億円を占めた。カニを扱う町内の小売業者は「越前がにを全国の人に食べてもらう機会が減るのは残念。売り上げの多くを返礼品に頼っている業者にとっては死活問題だ」と話している。
町は16日、返礼品で越前がにを取り扱う業者を対象に、休止に関する説明会を開く。



