ネパールと中国の国境地帯で起きた大規模な土石流で、ネパール軍は5日、中部ラスワ郡の水力発電所から中国人男性1人を救出したと発表した。発電所では4日に2人の生存者が救出されており、ネパール当局はさらに捜索を続けている。
トンネル内で救助隊のライトを確認
中国人男性が救出されたのは、4日に2人が救出された所とは別の発電所。中国中央テレビ(電子版)は、トンネル内で遠くから救助隊が照らすライトの明かりが目に入った男性が「何度も大声で叫んだ」と話したと伝えた。ネパール軍が公表した動画では、救助隊に支えられた男性が歩く姿が映っている。
複数の発電所で捜索続く
土石流では流域の10か所以上の発電所が被災した。ネパール軍は4日時点で少なくとも6か所の発電所でトンネルの奥まで進入して捜索している。このほか、中部ヌワコット郡の民家でも60歳代の女性1人が救出された。
シシル・カナル外相は4日の読売新聞のインタビューで「(4日の)救出は大きな希望をもたらしており、他の生存者も発見できるよう、あらゆる手を尽くしている」と語った。
ネパールと中国の死者は5日までに計1370人を超え、5000人以上が行方不明になっている。



