東京都内で18歳未満の子どもが性被害を受けた場所について警視庁が調べたところ、2025年に検挙した事件の4分の1が東京・歌舞伎町だったことがわかった。歌舞伎町には若者が集まる「トー横」があり、少年育成課は「判断能力が形成途上にある少年を狙い、性的搾取をもくろむ悪意ある大人がいる」とし、警戒を強めている。
2025年の検挙事件、歌舞伎町で26件
少年育成課によると、18歳未満の男女に性加害をしたとして、警視庁が2025年に児童福祉法違反や児童買春・児童ポルノ禁止法違反、刑法の不同意性交などの容疑で検挙した事件は計100件あった。このうち、歌舞伎町1、2丁目のホテルや旅館で起きた事件は26件に上った。
2026年1~6月には、警視庁が子どもが性被害に遭った事件を63件検挙した。このうち18件は歌舞伎町1、2丁目のホテルや旅館で起きており、全体の28.6%だった。
一斉補導で39人を補導、都外在住が27人
こうした状況を受け、警視庁は8月29日と9月5日、歌舞伎町で一斉補導を実施。深夜から早朝にかけて14~19歳の男女計39人(女性28人、男性11人)を補導した。2023年以降の同種の一斉補導で最も多かったという。
39人中27人が都外在住で、埼玉(15人)、神奈川と茨城(各5人)のほか、三重県や島根県からも来ていた。補導理由は深夜徘徊や喫煙、飲酒などが目立ち、市販薬の過剰摂取「オーバードーズ(OD)」の疑いも4人いたほか、39人中17人が「ODの経験がある」と話したという。
警視庁が注意呼びかけ
警視庁は犯罪に巻き込まれないよう注意を呼びかけている。



