大阪・道頓堀の観光名所・グリコ看板近くの遊歩道「グリ下」に集まる若者らを支援するNPO法人「D×P」は、支援拠点を若者らが初めて訪れてから対面の相談に至るまでに要した期間が平均約9カ月だったとの調査結果を公表した。同法人は「時間をかけた関係性の構築が必要」としている。
調査の背景と結果
グリ下では、コロナ禍の2021年頃から家庭や学校で悩みを抱える少年少女が集まるようになった。同法人は2022年8月から支援を開始し、2023年6月にスタッフとの雑談や食事ができる支援拠点「ナイトユースセンター」を付近に設置。対面の相談を受け付けたり、病院などに一緒に訪れる同行支援を行ってきた。
同法人は2022年9月~2026年3月の利用者2027人のうち、相談や同行支援に至った117人を対象に調査し、7月9日に結果を公表。利用期間は平均約531日で、1人当たりの同行支援や相談などの回数は平均約12回となった。妊娠などへの緊急対応のほか、住居や経済的な問題が重なり、長期的な取り組みが必要となる場合もあったという。
支援の課題と今後の展望
同法人の今井紀明理事長は7月9日、大阪市役所での記者会見で「相談に至るまでのハードルは高い。相談以前の接点作りが重要だ」と話した。



