アジア競技大会が19日に開幕する。愛知県内を中心に開催される「アジア版オリンピック」と呼ばれるスポーツの祭典だが、5年前の東京五輪との大きな違いは、観客を入れての開催であることだ。警備対象は、競技会場を始め、選手が泊まる大型客船や観客が利用する鉄道など多岐にわたる。
聖火リレー始まる、歓声に包まれる
「来た、来た!」。聖火リレー初日となった8月22日、名古屋市中区の久屋大通公園にランナーが現れると、歓声が上がった。
アジア大会は9月19日~10月4日の16日間、愛知県内を中心に54会場で43競技が行われる。大会組織委員会によると、45カ国・地域と難民選手団を合わせ、選手や役員ら1万5千人超が集まるという。9月10日から一部の競技は始まっている。
有観客開催に伴う警備の課題
2021年の東京五輪は新型コロナウイルスの影響で原則無観客となったが、今大会は観客を入れての開催。にぎわいが期待される一方、愛知県警幹部は「競技会場にはチケットを買えば誰でも入れる。事件を企てようという人には、格好のアピールの場になる」と警戒する。
実際、過去にはこんなケースもあった。1992年、山形県の「べに…



