兵庫県尼崎市の弁当製造会社「一栄給食」が、製造した弁当を原因とする食中毒で廃業することが分かった。市が6日に発表した調査結果によると、1月26~28日に製造された弁当を食べた758人のうち342人が下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴え、一部の便からノロウイルスが検出された。
症状が出たのは1~99歳の342人で、うち12人が入院した。市の担当者は「過去10年で例のない規模」と述べている。全員の症状はすでに治まっているという。
弁当は福祉施設などに配達されたもので、店頭販売はされていなかった。市は、有症者に共通する食事が同社の弁当以外になかったことなどから、食中毒と断定していた。
一栄給食はこの事態を受け、事業継続を断念し廃業することを決めた。同社の今後の対応については、関係機関と調整中とみられる。



