ブロッコリーが「指定野菜」に!消費量3倍の背景と選び方の極意
この30年あまりで消費量が3倍に増加したブロッコリーが、2026年4月から国が認める「指定野菜」の仲間入りを果たします。暮らしに欠かせない野菜として正式に位置づけられるこの機会に、ブロッコリーの上手な選び方や扱い方を改めて紹介します。
つぼみだけではもったいない!ブロッコリーの全体を味わう
ブロッコリーで普段よく食べられる上部は「花蕾(からい)」と呼ばれるつぼみのかたまりです。しかし、下の茎の部分も皮をむけば扱いやすく、脇から出ている茎も食べられることをご存知でしょうか。ブロッコリーを余すところなく楽しむためには、全体を活用することがポイントです。
専門家が伝授!新鮮なブロッコリーの見分け方
東京・豊洲市場で青果卸売りを担う「東京シティ青果」の吉野智子さんは、セリ人の経験もあり野菜の魅力発信に尽力しています。吉野さんによると、質の良いブロッコリーを見極める目安は以下の通りです。
つぼみ部分のチェックポイント:
- 丸くこんもりしていて、堅くしまっているもの
- つぼみの一つ一つが小さく、すき間なくぎっしり詰まっている
- 色むらがなく、緑色が濃いもの
「畑から収穫後、日数が経つにつれて開花しようとつぼみが大きくなり、黄色く変わっていきます。色が濃く緑鮮やかなものが新鮮で質がよいとされます」と吉野さんは説明します。
冬のブロッコリーの特徴と茎の扱い方
冬場には紫がかっているブロッコリーを見かけることがありますが、これは寒さにあたってアントシアニンが発生したためです。「むしろ甘みが増しておいしくなるので、お薦めします」と吉野さん。ゆでると緑色に戻るため、見た目を気にする必要はありません。
茎部分については、傷や変色がなく、切り口がみずみずしいものが良いとされています。時折、茎の中心に空洞が入っていることがありますが、これはブロッコリーが急成長して茎の成長が追いつかずに起きる自然現象です。避ける必要はなく、気になる場合は空洞の周りを取り除けば問題ありません。
形については、いびつなものより全体的に整った形状のものが扱いやすいでしょう。ブロッコリーはつぼみだけでなく、茎まで美味しく食べられる野菜です。4月からの「指定野菜」指定を機に、改めてその魅力を見直してみてはいかがでしょうか。



