北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(拉致当時13歳)の父親である横田滋さんが87歳で亡くなってから、5日で6年を迎える。妻の早紀江さん(90)は2日、川崎市内で報道陣の取材に応じ、現在の心境を明かした。
毎朝の遺影への語りかけ
早紀江さんは毎朝、滋さんの遺影に向かって「あんなに頑張っていたのに、まだ解決しないよ。ごめんね」と話しかけているという。その声には、長年にわたる拉致問題の解決への焦りと、夫への謝罪の念が込められている。
体力の衰えと決意
自身の体力の衰えを感じながらも、早紀江さんは「被害者のみんなが帰ってくるまで一生懸命頑張りたい」と強い決意を語った。めぐみさんを含む拉致被害者の早期帰国を願い、今後も活動を続ける姿勢を示した。
拉致問題の現状
横田めぐみさんは1977年に新潟県で拉致されて以来、北朝鮮に抑留されているとされる。滋さんは2002年の日朝首脳会談で生存が確認されたが、その後も帰国は実現していない。早紀江さんは高齢ながらも、拉致問題の解決に向けた訴えを続けている。
取材に対し、早紀江さんは「夫の分まで、めぐみたちが帰ってくるまで頑張りたい」と語り、涙を見せる場面もあった。拉致問題の早期解決が待たれる中、家族の苦悩は今も続いている。



