44歳で子宮全摘宣告も…45歳で初出産、乳がん克服した51歳妻の現在
44歳で子宮全摘宣告も…45歳で初出産、乳がん克服した51歳妻

アラフィフで子どもが生まれた「パパ」の体験談を届ける本連載。今回は、今年1月に配信した中本裕己さん(62)の妻・淳子さん(51)に話を聞く。前編では「51歳のママと62歳のパパが6歳児を育てる日々のリアル」を紹介した。本記事では、淳子さん自身が経験した大きな病気や、子育てと更年期について語ってもらう。

誰にも言えない時間が一番苦しかった

淳子さんは妊娠する前に多発性の子宮筋腫を患っていた。44歳の時、年に1回受けていた女性検診で「子宮頸がんの疑い」と診断された。幸い、この時の「疑い」は悪性のものではなく経過観察となったが、子宮筋腫は大きくなり続けていた。開腹だけで取り除くにはリスクが大きいレベルに達しており、医師からは子宮全摘手術を勧められた。今後また子宮頸がんを発病する可能性も考えてのことだ。

淳子さんは医師に「わかりました、子宮全摘で考えます」と答え、その場で手術の予約を半年後に取った。だが、夫にはその決意をすぐには打ち明けられなかった。また、その時の複雑な思いを誰にも言えなかったことが「とても苦しかった」という。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

その時の決断が運命の分かれ道だった

淳子さんは当時、どのような思いを抱えながら日々を過ごしていたのだろうか。

「それまで夫とは『もし子どもができたらいいよね、でも、できなかったらそれでもいいよね。自然に任せよう』と話していて、妊活などは特にしてこなかったんです。でも子宮全摘手術を受けるという話になって初めて、子どものいない人生になるかもしれないんだ、とすごく悲しくなった。臓器を取る不安や恐怖もありました。でも、そのことを友人には言えなかった」

その理由は「きっと、口には出さないけど、不妊治療などの努力を重ねている友人も周りにいるのだろうなと感じていました。そこで、子どもを産むことに対してなんの努力もしてこなかった私が、子どもを産めなくなる悲しみや子宮を取るかもしれない不安を口にする資格はないんじゃないかと思っていた」からだという。

奇跡的に見つかった乳がん

淳子さんはその後、45歳で初出産を果たす。しかし、乳がんも患った。病気を経験したからこそ見えたものがあるという。

子育てと更年期についても、淳子さんは率直に語る。体調の変化やホルモンバランスの乱れに悩みながらも、夫と協力して育児に奔走する日々。11歳年上の夫との関係や、ストレスの乗り越え方についても話は及ぶ。

ストレスの乗り越え方と夫と行くランチの時間

淳子さんにとって、ストレスを乗り越える方法の一つが夫と行くランチの時間だという。日常の喧騒から離れ、夫婦で過ごすひとときが心の支えになっているようだ。

これまでの経験を振り返り、淳子さんは「誰にも言えない時間が一番苦しかった」と語る。しかし、その苦しみを乗り越えた先に、今の家族の形がある。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ