東京都は8日、新型コロナウイルスの新規感染者が500人を超えたと発表した。直近1週間の平均も前週比で増加しており、専門家は「第8波の入り口に入った可能性がある」と警戒を強めている。
新規感染者数、500人超え 1週間前比1.3倍
東京都が8日に発表した新規感染者数は512人で、1週間前の金曜日(7月1日)の394人から約1.3倍に増加した。また、直近7日間の平均は約450人で、前週の約350人から約29%増加している。
都の担当者は「感染者数は緩やかな増加傾向にある。特に20代から30代の若い世代での感染が目立つ」と述べた。また、入院患者数も前週比で約1.2倍に増えており、医療提供体制への負荷が徐々に高まっている。
専門家「第8波の入り口」 変異株BA.5の影響も
東京都の感染症対策専門家会議のメンバーである小川剛医師は「現時点では第7波のような急激な増加ではないが、緩やかな上昇が続けば第8波に入ったと言える。特にオミクロン株の亜系統BA.5の感染力の強さが影響している可能性がある」と指摘する。
都は引き続き、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種の促進を呼びかけている。また、高齢者や基礎疾患を持つ人への注意喚起も強化する方針だ。
全国の感染者数も増加傾向 政府は警戒レベル維持
全国的に見ても、新規感染者数は増加傾向にある。厚生労働省の集計によると、7月8日時点の全国の新規感染者数は約1万2000人で、前週比約1.2倍となっている。
政府は現在の警戒レベルを維持しつつ、今後の感染状況を注視する方針だ。加藤勝信厚生労働大臣は「医療提供体制に負荷がかからないよう、都道府県と連携して対策を進める」と述べた。



