日本眼科学会など6団体は、学校生活でのサングラスの常時着用について「一律に推奨する十分な医学的根拠はない」との見解を公表した。紫外線(UV)を防止する効果はレンズの色や濃さではなく、UVカット機能の有無で決まるとしている。
6団体が見解を公表した背景
見解をまとめたのは、日本眼科学会のほか、日本眼科医会、日本弱視斜視学会など。一部の学校が紫外線対策としてサングラス着用を推奨したり、メディアが報じたりしたことを受けて、対応を検討してきた。
見解では、視力矯正で使われる透明なレンズの眼鏡でも、UVカット機能を備えたものが多いと指摘。紫外線対策の基本は、つばのある帽子の着用や日陰の利用など環境の工夫だとしている。
屋内での使用は基本的に不要
学習や実験など、色や明暗の正確な認識が必要な場面は多く、屋内でサングラスや色が付いたレンズの眼鏡の使用は基本的に不要だとした。
一方で、屋外で長時間活動する部活や、人や用具との接触で目をケガするリスクがある運動では有用な場合もあるとし、一律に制限するものではないとしている。
医師の判断で使う子どもも
まぶしさや片頭痛などの理由から、医師の判断の下で使う子どももいるとして、適切な理解と配慮を求めた。日本眼科学会は「判断に迷う場合は眼科医や学校医に相談してほしい」と話している。



