中国の習近平(シーチンピン)国家主席は23日夜(日本時間24日朝)、米ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着し、空港でトランプ大統領から出迎えを受け、笑顔を見せて車に乗り込んだ。
過去5回の訪米、友好演出に努める
習氏は過去5回の訪米でも友好ムードの演出に努めてきた。国家主席として初めて訪米したのは2013年6月で、中米諸国を訪れた帰りに就任3カ月という異例の早さで立ち寄った。
当時のオバマ大統領と並んでカリフォルニア州の保養地を散歩する姿は、リラックスした雰囲気とともに話題になった。59歳だった習氏は「私は毎日1千メートル泳いでいる」と語ったという。
「新型大国関係」を訴え、共存を呼びかけ
ノーネクタイで臨んだ非公式会談で、習氏は「新型大国関係」という言葉を持ち出し、政治体制が異なる米中の共存を訴えた。「太平洋は二つの大国にとって十分な空間がある」とも語り、中国が勢力圏を広げることへの意欲ものぞかせた。
当時は中国によるサイバー攻撃が問題となっていた時期でもあり、米側の警戒を解くことが課題となっていた。
「現代化強国」目指す中、米中の安定をどう導くか
「現代化強国」を目指すなか、米側の警戒を解き安定をどう導くかが重要な課題になる。今回の訪米では、米中首脳会談でAIが焦点となるとみられ、増す「暴走」懸念に対して安全確保へ歩み寄れるかが注目される。



