キリンホールディングスは10月13日、プラズマ乳酸菌を配合した噛んで食べるタイプの『キリン つよいぞ! ムテキッズタブレット+バリアビタミンC』(希望小売価格1,382円前後)を発売する。キリンでは同商品を通じて、子ども向けサプリメント市場に初参入する。
商品の特徴と対象年齢
『キリン つよいぞ! ムテキッズタブレット+バリアビタミンC』は、プラズマ乳酸菌だけでなく、成長期の子どもに欠かせないビタミンCも配合したタブレット。子どもが無理なく噛んで食べられる硬さに仕上げた。味は、食べやすいヨーグルト味。1日の目安量は4粒で、商品には約15日分(60粒)が入っている。
対象年齢については、乳歯がすべて生えそろう3歳児~を想定している。販売チャネルは、全国のドラッグストア、一部のスーパーマーケット、そしてECモール(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)など。
開発のこだわりと苦労
同商品に含まれるプラズマ乳酸菌は4粒あたり500億個。また、通常のビタミンCよりも熱・光・酸化に強いバリアビタミンCを配合している(ビタミンCのうちバリアビタミンCを20%使用)。こうした商品の特徴や開発のこだわりについて、キリンサプリメント事業部の神田祐竜氏と石鍋菜々子氏が概要を説明した。
開発に際しては、子ども目線の「食べやすさ」「おいしさ」「続けやすさ」と、親の目線の「原材料表示を見て納得できること」「安心して子どもに食べさせられること」の両軸を大事にしたという。そして社内では商品開発チーム、マーケティングチーム、品質保証チームなど、複数部門を巻き込んで試作評価を実施。石鍋氏は「大人向けサプリを単に小さくするのではなく、子ども目線も交えて、商品の形状や配合などをイチから設計し直しました」と強調する。
神田氏は、開発段階における2つの苦労について振り返った。ひとつは「子どもの食べやすさとタブレットとしての壊れにくさの両立」。ある程度のやわらかさを保ちつつ、製造時・持ち運び時にも破損しないバランスに調整した。もうひとつは「甘味料に頼らないおいしさづくり」。砂糖、ブドウ糖、甘味料に頼らずに味を整えていった。神田氏は「おいしさ、食べやすさ、安全性を実現するために、様々な項目を評価しました」と説明する。
ブランド戦略と今後の展開
キリンホールディングス ヘルスサイエンス経営企画部の白取健氏は、ブランド戦略について説明した。昨今、共働き世帯が急速に増えるなかで、忙しい親の「手軽な健康ニーズ」が高まりを見せている。そこでキリンでは2026年3月に子ども専用健康飲料「つよいぞ! ムテキッズ」を全国発売した。白取氏は「子育て家族層に、新しい飲用習慣を創出できています」と評価する。
「つよいぞ! ムテキッズ」を給食に導入する学校も増えてきた。直近では、成蹊小学校(児童数750名)が4月に採用。学校関係者からは「ムテキッズは子ども自身が楽しく続けられる新しい健康サポート習慣です。教育現場との親和性も高いと感じています」との声が届いている。キリンでは2030年までに300施設、10万人規模の子どもたちの給食に商品を届けていきたいとしている。
そして今回、ムテキッズブランドに新たにタブレットタイプの商品が加わる。「体調管理は1日で行えるものではなく、毎日の健康習慣の積み重ねによって成立するものです。持ち運びに便利なパウチタイプですので、1日4粒、ご家庭の中だけでなく外出時にもおやつ感覚でお召し上がりいただけたら」と白取氏。
プロモーション活動について。まずは店頭・教育機関など、複数の接点でサンプリングと試食を行う。全国の幼稚園・保育園での活動、小学校での啓発授業でも健康習慣を啓発していく。最後に、中長期展開については「2027年以降、さまざまな子どもの健康課題に寄り添う商品提案を通じて、2030年までに100億円規模のブランドを目指します。ムテキッズブランドが、親子の嬉しい健康習慣として根付いた未来を創造してまいります」と説明している。