インフル流行、残暑で体力低下させぬよう 感染対策の再点検を
インフル流行、残暑で体力低下させぬよう 感染対策再点検を

インフルエンザの患者数が全国的に増加している。厚生労働省によると、9月6日までの1週間の定点医療機関あたりの患者数は全国平均で3.29人となり、前週の約2倍に増えた。流行期の目安とされる1.0人を超えたのは8月半ばで、季節外れの流行が続いている。

流行の背景と地域別の状況

2020~22年初めには新型コロナウイルス対策の徹底などでインフルエンザの流行はなかったが、2023年は夏を含め季節を通じて流行。昨年も流行開始が早く、9月下旬にシーズン入りが発表された。

季節外れの流行の理由は定かでないが、コロナ対策の反動でインフルエンザに対する免疫を持たない人が増えたことに加え、国内外の人の往来が活発になったことが背景にあるとみられる。夏の猛暑が体力低下を招き、感染拡大に拍車をかけている面もある。

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今年は6月後半から患者が増え始め、8月には感染が拡大する地域が相次いだ。都道府県別では沖縄が最多の10.34人、続いて新潟6.13人、神奈川5.87人となっており、各地に広がっている。

新学期で拡大の恐れ、早めの受診と換気を

新学期が始まり、学級閉鎖も増加している。子どもたちを中心にさらに拡大する恐れがある。高熱や倦怠感がある人は早めの受診が肝心で、せきの症状があればマスクの着用を徹底し、感染を広げない配慮が重要となる。

今年は残暑が長引く地域もある。雨の日が多く、冷房中に窓を閉め切ってしまう人もいるため、換気を忘れないようにしたい。

ワクチン接種と日常の体調管理

インフルエンザ予防にはワクチンが有効だが、高齢者らを対象とする自治体の定期接種が本格化するのは10月で、まだ接種できていない人が多い。厚労省によると、今シーズン用のワクチンの6割が9月中にメーカーから出荷される。国や自治体には、高齢者らが早めに接種できるよう配慮が求められる。

日常の体調管理も欠かせない。たんぱく質やビタミンなどバランスのとれた食事を心がけ、十分な睡眠を取ることが大切だ。寝る前にスマホを長時間見ると脳が刺激され、睡眠が乱れやすいため、夜間は見ないようにするといったルールを家庭内で作るのも一案である。

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