卵は「完全栄養食」として広く知られているが、実際にはビタミンCと食物繊維が不足している。これらの栄養素を補うことで、卵は真の完全栄養食に近づくことができる。書籍『その食べ方は栄養を吸収してません』(木内麻里著、日比洋子栄養監修/青春出版社)から、その具体的な方法を紹介する。
卵の栄養価と不足する栄養素
卵はアミノ酸スコアが100点満点であり、必須アミノ酸のバランスが優れている。しかし、ビタミンCと食物繊維が不足しているため、正確には「ほぼ完全栄養食」と言える。これら2つの栄養素を補うことで、卵は「真の完全栄養食」となる。
コスパの良い卵選び
食品価格の上昇により、卵も例外ではないが、数百円の差であれば栄養面を考慮して少し高品質な卵を選ぶことが推奨される。殻が薄いものや黄身が小さいものは栄養価が低い可能性がある。平飼い卵までこだわる必要はないが、通常より少し良い卵を選ぶことで、飼料の質が向上し、ビタミンDなどの栄養素が強化された卵を摂取できる。栄養監修の日比洋子氏によると、ビタミンD入りの卵を食べることで血中濃度が高まるケースが見られるという。
おすすめの食べ方
卵の不足を補うには、サラダにビタミンC豊富なパプリカや、ビタミンCと食物繊維を含むレタスを加え、ゆで卵をトッピングするのが効果的。さらに、ブロッコリースプラウトを加えると、ビタミンCや食物繊維に加え、β-カロテンや葉酸などの栄養素も摂取できる。これにより、卵は真の完全栄養食に近づく。
『その食べ方は栄養を吸収してません』では、食べ物の栄養を効率的に吸収するためのコツを最新栄養学に基づいて紹介している。卵かけごはんの白身は生で食べると吸収率が下がるなど、具体的なアドバイスが満載である。



