歯科医が家族を通わせたいと考えるのは、治療だけでなく予防にも力を入れ、一定水準の診療体制を整えている歯科医院です。その一つの目安になるのが、「口腔管理体制強化加算」などの施設基準です。こうした医院を見つけるために、ホームページで確認したい5つのポイントをご紹介します。
口腔管理体制強化加算の基準を満たしているか
1つ目は「口腔管理体制強化加算の資格基準を満たしているか?」。この基準を満たしていることは、厚労省のお墨付きとも言えます。また、地域の中核医院として機能している面もあります。歯科医療の最前線を担い、次世代型の医療を提供している歯科医院だと考えてよいでしょう。
歯科衛生士の紹介と在籍人数をチェック
2つ目にチェックしてもらいたいのが、歯科衛生士さんの紹介です。氏名やキャリア、在籍人数などが明確に紹介されているかどうかを見てください。予防歯科の専門職である歯科衛生士さんが前面に出ない医院は、予防より治療が中心になっているかもしれません。
多くの歯科医院では、診療台が4台前後です。これらを踏まえると、2〜3名の衛生士さんが在籍していれば、予防中心の体制と考えられます。氏名や顔写真が出ているということは、スタッフの定着率が高く、院内マネジメントが安定している可能性も高いでしょう。
唾液検査などリスク管理への取り組み
3つ目は、唾液検査など、患者さん一人ひとりのリスク管理に対する取り組みです。むし歯や歯周病リスク、口臭リスクは、唾液検査で客観的に分析できます。その結果に基づき、科学的に患者さんを管理している医院は、予防精度が高いと考えられます。
全ての患者さんに一律に「3カ月に1度のメンテナンス」ではなく、リスクに応じて判断できるのは、それだけ診断力に自信がある証拠です。
院外活動と院長紹介の見極め方
4つ目は院外活動。歯科医院内での取り組みは、どの歯科医院でもアピールしますが、院外活動は経営に直結しません。その分、医院が本当に大切にしている医療のポリシーが見えてきます。講演会活動や地域医療活動、CSR、SDGsなどに寄与している地域貢献性が高い医院は、患者さん思いの治療・予防を提供してくれる可能性が高いでしょう。
最後の5つ目は、院長紹介です。ここでチェックすべきは、経歴や肩書きに「圧倒されすぎないこと」。経歴や肩書きと、臨床(治療)は別物ですので、肩書きはあくまで参考程度に受け止めるのがちょうどいいバランスです。
つまるところ、高価な設備や豪華な内装よりも大切なのは、「歯とお口を長期的に診てくれる仕組みがあるかどうか」。ぜひこれを、歯科医院選びの新しい物差しにしてみてください。



